あつ森がクソっぽい

日比谷です。

どうぶつの森シリーズは街へいこうよどうぶつの森から全て遊んでおります。

というわけで、あつまれどうぶつの森が発売されてだいぶ遊んだのですが今回のどう森あんまり楽しくないんですよ。以下これを「クソポイント」としていくつかまとめます。読んでいただける方におかれましては真面目に受け取らず、「そういう感じ取り方もあるよね」くらいに思ってください。

 

クソポイント1 住民厳選が出来ない

出来なくはない。しかし性格が決まっている上に二人しかいない。男はハキハキ系、女はアネキ系固定。私はコワイ系とオトナ系が好きなのでここはかなり妥協した。男は猫のチャス、女は犬のハンナ。キャラゲーとしてどうなのかと思う。

 

クソポイント2 Do It Yourself

今作最大の魅力にしてクソポイント。家具一つ作るにも木材や鉄鉱石が要求される。というかそもそもレシピを持っていないと家具を作ることすら許されない。

木材と言っても「木材」「硬い木材」「柔らかい木材」など3種類あり、木を石の斧で叩くと手に入るが1つの木につき1日3個までしか手に入らない。しかも「木材」が1番必要なのにドロップ率がいちばん低い気がする。ソシャゲじゃねぇんだぞ。

石を叩くと石系の素材が貰える。「石」「粘土」「鉄鉱石」「金鉱石」金鉱石が異様に出ない。体感1%。それを10個要求するレシピがあるのが信じられない。(かといってそのレシピで作れるのは巨大ロボなのでいらない)

 

クソポイント3 インフラ整備

自由なインフラ整備が出来そうに広告しておきながら、地形整理は島を完全に発展させた上で島の環境を最高にしなくてはならない。環境最高の面倒くささはシリーズ通して最悪レベルなのでなかなか地形整理ができない。

インフラ整備として橋をかけたり坂を作ったりできるが、そのどれもが高額。最低でも10万ベルを要求される。そのうえ作った箇所でしか移動できない。梯子や高飛び棒はどこでも使用出来るため高い金払って橋や坂を作るより道具で移動した方が早いが、インフラ整備をしないと環境が良くならない。クソめ。

 

クソポイント4 たぬきマイレージ

こいつもクソ。要はリワードなのだが異常。

クリア回数に限りがある代わりに貰えるマイルが多いリワードと、無限に湧いてくる代わりに貰えるマイルが低いリワードがある。そしてそのどちらもが地獄。

限りのあるリワードでは「100回連続ミスせず魚を釣れ」「何百万買い物しろ」「株で儲けろ」と訳の分からないもの。スローライフが売りでゆっくり楽しみたいのに目標を設定されるとそれが気になってしまうので自由気ままな生活ができない。無視すればいいと思うかもしれないが、マイルがないとまともなゲームプレイはできない。

次に無限リワード。最初の頃は簡単だし、楽しく思える。「木を斧で叩け」「写真を取れ」「魚を五匹釣れ」などだ。楽にマイルを稼げるし、いくらでも達成できる。しかしある程度ゲームが進むと出てくるのが「特定の魚、虫を取れ」「雑草やフルーツを売れ」「化石を鑑定しろ」などである。

雑草やフルーツは島のものを取り尽くしたら離島に行かないと手に入らない。離島に行くためにはマイルが必要なので場合により詰む。

次に化石を鑑定しろだが、化石は一日4個までしか見つからない。マイレージを達成するには3つ鑑定するのだが、一日に2回以上来たら達成できなくなる。離島に行けばたまに化石が埋まってるがたまにだし、それでも化石は5個。ほらね、達成できない。

そして最凶の悪意。特定の魚、虫を取れ。これは図鑑に記録してある現在の時期に取得できる虫、魚がランダムに登場するのだが、図鑑があまり埋まってない頃はモンシロチョウやアジ、イカなどいくらでも取れるものが指定される。しかしゲームが進むとオケラなどの捕獲が面倒な虫やシーラカンスなどの特定の条件下でしか取れないものを指定してくる。シーラカンスが晴れの真昼に指定されたら諦めろ。

 

クソポイント5 マイル家具

マイル家具とはマイルを消費して手に入れる家具である。なかなか魅力的だが島毎に色が決められている上にリメイクで色を変えられない。たとえ色が気に入らなくても甘んじて使うしかないのだ。わざわざ交換してもらうのも面倒くさい。というか交換してくれる人もそうそういないので家具コンプリートはほぼ不可能。

 

クソポイント6 リメイク

前作よりリメイクの自由度が落ちた。例えば炊飯器などは中身の食材を変更できなくなった。前作で出来たリメイクが出来なくなっているのは正直痛い。段ボールすらリメイクできない。出来るのは木製家具ばかり。

 

クソポイント7 壊れる道具

高飛び棒と梯子意外あらゆる道具が壊れる。金の道具は前述の金鉱石を使って作らなくてはならないのだが金の道具も壊れる。どうせ壊れるのに1%入手の金鉱石を使う愚か者がどこにいるのだろうか。釣竿も虫あみも斧もパチンコもスコップも壊れる。お兄さん許して!道具壊れる!

 

クソポイント8 釣りの悪化

釣りは全体的に下方修正。魚が食いつく音も変わったし、食いつくパターンも一新された。そのため、目で見て釣りを行うことはほぼ不可能。雑魚ならそれでいいのだが大物を狙う時はヘッドフォンをするかスピーカーに耳を近づけないと僅かな音の遅延で魚が逃げる。テレビから1m離れただけでもかなり音が遅延するのでTVモードで大物を釣るのは無理と言ってもいい。

そして魚の出る場所がおかしい。かつては海、川、ため池、河口くらいだったのだがこれに桟橋、崖の上が追加された。崖の上で出現するのはイトウやゴールデントラウトなど。桟橋で出現するのはマグロやカジキ。しかしそこに行って出現していることはまずない。潮干狩りをしてアサリを手に入れ、魚の撒き餌を使ってそれらを出現させるしかないが100回やって数回出ればいい方である。

そもそも本作では全体的に魚影の数が少ないように感じる。前ほどバカスカ釣れなくなってしまった。それで何百匹釣れという方がおかしい。

 

クソポイント9 試着室

エイブルシスターズでは試着室で色々な服を着て、着ているものをそのまま買えるのだが、着ているものしか買えないので数十点あるであろう商品の中から三、四点ほどしかまとめ買いできない。あれだけあるのだから買いたいやつをチェックつけてまとめ買いさせて欲しい。

 

クソポイント10 無くなったものたち

本作では素潜りが無くなった。まともな金稼ぎにはならなかったがかなり楽しかったので実装を期待していたがリストラ。

本作でははにわが無くなった。雨か雪の降った日の翌日に地面にはにわが埋まっているのだ。はにわは見た目もユーモラスで種類によって色々音が鳴るし、曲に合わせて音を鳴らしたりもする。ゲーム内での生活に視覚的にも聴覚的にも彩りを加えてくれるのだが、それが無くなった。生活から華やかさが消えた。

 

クソポイント11 イベントのソシャゲ化

前作ではイベントはその日限りの開催。現在開催中のイースターだってその日限りのイベントだったが、本作からは一定期間開催し、期間中出現するアイテムで限定アイテムを作るものに変更された。ポケットキャンプまんまじゃねぇか。今回のイースターでは色々な場所から卵が手に入る。木に実るもの、木を斧で叩くと出るもの、釣りで出るもの、石を叩くと出るもの、地面に埋まっているもの、風船で飛んでくるもの。

イベント家具をコンプリートするならそれぞれ卵が30程必要になる。13日間やっているイベントで、木や岩、釣りならいくらでも手に入る。しかし考えて欲しい。 

30個も風船が飛んでくるのを待っていなければならないのだ。風船が飛んでくるのはたまにだし、確実に卵が入った風船が飛んでくるとも限らない。これは苦行だ。風船卵は避けるべきだった。それだけでなく、通常の家具同様イベント家具もレシピがなければ作れないのである。しかも時間をずらしてイベント参加はできない。前作までのイベントは生活に花を添えるフレーバーだったが、今作からは完全なイベントと化した。自由気ままな生活はどこに行った?

 

クソポイント12 時間操作

なんと本作ではリセットや時間操作によるペナルティは一切ない。純粋にゲームを楽しんでるやつは損をするのである。事実、ネット上ではあつ森の時間操作による攻略が主流になっている。にもかかわらず任天堂はペナルティを設けなかった。これは任天堂が時間操作を公認したと考えてもおかしくはない。しかもイベントに参加するには実際の時刻にインターネットで合わせる必要があると告知しているが、イベント期間だけ現実時間に合わせれば問題なくイベントに参加出来るのである。任天堂が悪質な手を行いだした。正直、信用出来ない。

 

クソポイント13 手紙

住民に手紙を送っても適当な返事が帰ってくる。前作までは手紙を書くと(定型文とは言え)心のこもった返事が帰ってきたが、今作では返事が帰ってくるのはものを添付した時のお礼くらい。帰ってこないこともないが適当に書いたとしか思えない返信が多い。優しさが足りないように感じてしまう。

 

以上の点からあつ森はクソゲーである。実際、今回のゲームプレイを私はあまり楽しんでいない。これまでのスローライフらしさは消え失せ、目標のために走り回る別ゲーと化している。全体的に不親切で優しさが少なくなった気がする。冗談抜きで言う。

とび森の方が楽しかった。