創作に華を添えて

ゲームのおまけに必要なのはシナリオではなく、音。atariのようにシナリオがなくても音でゲームは楽しめた。だからこそ、音はゲームに必要なのです。かつては技術が発達しておらず効果音だけでしたが、今では音楽と効果音が入り交じり面白いゲームプレイングを演出してくれます。

というわけで今回は様々なゲームに焦点を当て、そのゲームの音を思い出していきます。

 

前の記事ではネプテューヌの音楽に触れました。あのゲームの音は良い意味で古臭いのです。音楽、効果音に至るまで古臭い。一昔前のフリーPCゲームを彷彿とさせます。ゲーム全体を通して音に関しては『あとりえいずみ』さんの『Memories of Replica』っぽく感じています。(『Memories of Replica』はPC屈指の名作だと思うのでぜひやってみて下さい)一昔前のゲームが好きな私としては非常に良かったです。

 

ペルソナシリーズでは3以降作品ごとに特定のジャンルに沿って音楽が作られています。P3はラップ、P4はポップ(?)、P5はジャズロックのように。女神異聞録ペルソナペルソナ2には詳しくないので省略。P3以降の通常戦闘曲は歌詞入りで雑魚戦すら楽しくさせてくれます。

P3の『Mass destruction』は中毒性のある名曲です。P4は『Reach out to the truth』と『Time to make history』があります。軽快なリズムで歌われるこれらは聞いていて明るい気持ちになるので好きです。歌詞も前向きなのが良い所。P5では『Take over』がいいですね。先制攻撃をした時の通常戦闘曲ですが、歌いやすくてノリやすいので好きです。

ただP5はエンディングがしょぼかった。道中英語で名曲を生み出しておきながら何故エンディングで日本語になるのかが分からない。英語大好き人間としては残念なところ。

 

続いて悪魔城ドラキュラ。これは名曲しかないですよ。『Vampire killer』『Beginning』『Mad forest』『Bloody tears』これは含めていいのか『行け!月風魔』など。ゴシックホラーの雰囲気を出したゲーム史でも上位に入る素晴らしい曲が揃っています。一番好きなのは『Wicked child』で、疾走感あるステージ曲。原曲が一番かっこいい。

 

これはマイナーな魔神少女。しかしこのゲームは来兎さんの名曲揃い。これもまた古臭さと味があるんです。『疾走高気圧サンクチュアリ』『壊すものか、創るものか』『碧い陽炎』『微分積分、いい気分♪』など。3DSですが、いい音が出ていてテンションを上げてくれます。

 

さぁ、お次はMGSです。MGの頃から名曲が押し寄せてきます。『Theme of TARA』『Encounter』『"Yell"dead cell』シャゴホッド戦、ピューパ戦、ピースウォーカー戦は最高の曲です。題名を知りませんでした。ピースウォーカー戦はアレンジされてMGSVの出撃準備画面で聞けるようになっていますが、PWの続編であの曲を使われている辺り小島監督の愛を感じます。

 

最後は音ゲー音ゲーは基本的に色々な作曲家から提供された音楽が多い気がします。チュウニズムにどハマりしてた時はt+pazoliteさんの曲が好きでしたが、一年くらい前からはかねこちはるさんの曲が好きになりました。年取ってくると趣味が変わるのですね。

色々な方が曲を提供しているとなると、趣味に合わない曲がちょこちょこあるんですよね。一つの作品で一人の作曲者が多いゲームより失敗しない欠点はありますが、どうしてもやらなければならない曲がそうだった時は死にます。音楽の趣味のズレは殺人に発展しかねませんからね。

 

とこのように名作には名曲があるみたいです。運良く曲の悪いゲームにあまり当たってこなかった人生でしたが、曲のクソなゲームも少しやって見たい気もします。『Crazybus』くらいなら知ってますよ。ただアレはゲームですらないのでまともなゲームで曲がクソとか無いかな…。

次回はまた悪態つきます。文句書いてる方が楽しいですね。