Maneater(PS5)クリア後感想
Maneater
プレイ機体 PlayStation5
進行度 ストーリークリア
Maneaterとは
サメを操作して魚や人を喰らいながら成長していき、人間に復讐するオープンワールドアクション。
良いところ
唯一無二のコンセプト
サメの復讐劇というこれ以外にありえないストーリー。復讐劇は好きだし、何気にちゃんとしていたので良き。サメを操作して海の覇者となるのはなかなかに爽快。
丁寧な翻訳
海外産だが、翻訳は極めて丁寧。原盤のジョークなども拾いつつ訳されているため、笑いありシリアスありの緩急がよく出来ている。
愉快なアクション
サメになって何でもかんでも喰らいまくるというアクションは中々に楽しい。それだけでなく、強敵との戦闘は僅かだが戦略性もある。そこがタダのバカゲーで終わらせていない。
魅力のある進化
レベルが一定値に達する度に進化してサメのサイズが大きくなる。それだけでなく、頭・牙・体・鰭・尾・内臓に装備をすることが出来、雷サメ・毒サメ・骨サメなどになることが出来、大きくなるだけでなく見た目も大きく変わり、エフェクトも豪華。
悪いところ
ボリューム不足
フルプライスだと5000円程度なのだが、薄く感じた。十時間も要らずにクリアし、トロフィーも8割程度回収出来ている。ちゃんとしたゲームでトロフィーが取りやすいのはありがたいが、本編が薄いためなんとも言えない。
グラフィックの悪さ
正直に言うとPS5とは思えないどころか、PS4でもオーバースペックと言えるほどグラフィックは悪い。サメや海洋生物は普通なのだが、人間のグラフィックはPS2レベル。Maneaterという人喰いという題名なのだが、こんな見た目の人間では喰べても楽しくない。
悪名レベルの上げづらさ
人間をある程度食らうと悪名レベルが上がり、人間のボスが現れるのだが、これが上がるまでめちゃくちゃ時間がかかる。サメハンターの船を壊すと早く上がることに気付くまでは地獄を見る。
総評
サメが主人公ということで、とんだバカゲーを想像していたが、意外にもシステムはしっかりとしており、エンディングまで楽しんで遊ぶことが出来た。ストーリー進行中は骨と雷の複合サメを使っていたのだが、雷に変身しながらサメが人間を襲うという所は「サメのB級映画を遊んでいる」という感覚だった。
ただグラフィックはショボく、始めた時はそのショボさに腰を抜かした。後半の海は比較的綺麗だが、人間のグラフィックは悪い。ストーリーはオチもしっかり着いて面白いものの、短かく感じた。