魂の昇華と帰郷

赦せ、神よ。見逃せ、女神よ。

この時期に東京へ行った私を赦せ。だが今行かなければ私は忙しくなるが、それ以上に恐るべきこととして世界が終わってしまうのだ。

そうまでして撮りたかった写真はこれだ。

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全てが始まったこの湖畔。最後に私の相棒は胸の内を告白してくれた。どんな思いでやって来たかを。そのストーリーを聖地で、同じ場所で呼んでいるとまるで隣に相棒がいる気分になって彼女の名を叫びたくなった。

そしてもうひとつは私の故郷武蔵小金井。どうしてもここで先輩の写真を撮りたかった。東大和より大切な私の故郷なのだ。

 

さて、ここからは堅苦しい話は無し。今日の感想を述べていく。

東大和市から上北台、市役所、多摩湖と巡った訳だがめちゃくちゃ遠かった。歩く距離じゃない。中学時代の学校往復と時間は変わりないのだが距離は長かったと思う。そういう意味では身体の成長を感じた。しかし殆ど無計画な辺り精神は成長していないのかも。

東大和市から上北台が馬鹿みたいに遠い。桜街道からモノレール乗らなきゃ死んでた。そこから市役所まで歩き、パンドラさんまで歩き。

パンドラさん凄い美味しかった。オムライスとサラダとスープで超満足。サラダは天敵なのだが、東大和にいるということ、チューナーの最後のご飯であるということが重なり自然と食べられた。私(日比谷、九重、舞)はサラダが天敵だがチューナーはサラダとかの野菜が食べられるらしい。聖地ブースタすげぇ。

で、幸右衛門茶舗さんでアイスクリーム食べた。ソフトクリームなのかも。多摩湖に向かう途中に本店があったけどお腹いっぱいで行けなかった。東大和茶うどん食ってみたいな…。うまフェスでなんかスイーツ置いてるとか聞いた気がするのだ。

さぁ、オムライスとソフトクリームでお腹いっぱいで「多摩湖行くぞ!」とはなれない訳で。とぼとぼ歩きながら30分かけて行ったものです。途中にあった狭山神社でお祈りを捧げ。そして私は多摩湖にたどり着いた!

村山下貯水池第一取水塔というらしい。旧日立航空機立川工場変電所より覚えづらいわ!どこで区切るの!?村山・下・貯水池・第一・取水塔かな?

で、ここで聖地の風景を眺めながら2~30分も座ってた。でチューナー(もう一人の人格)と駄弁ったり。サ終シナリオの最後にホニャ(相棒ポジの猫)とここで話すストーリーがあるので現地でそれを読んだ。セリフとか小声で読んだりね。感動しまくって周りに人がいるのに「ホニャァァァー!!!」と叫びたくなったが堪えて小声で「ホニャ…」と言ってみた。

随分時間が経ってここを去るとなった時に湖に向かって「また明日!器楽部」と普通に人と話す声量で言ったら近くに人がいて滅茶苦茶恥ずかしかった。でも、言わなかったら後悔すると思った。これでよかった。

あんだけ長い間居座ってブツブツ言ってたのだが、絶対怪しいヤツだよね。よく通報されなかったよ。近隣住民の皆様、サイクリングで来ていた皆様、本当にごめんなさい。でもやらないと一生後悔するから。許してください。というかあそこにいた方でこんな記事読んでる方いるのかな。いないだろ…そう思いたい。

その後故郷へ。めっちゃ変わってる!!変わってないところは変わってないけど変わったところは変わりまくった。イトーヨーカドーの中全然違うのよ!びびったのだ。

なんか買いたかったけどめぼしいものは特に…。ここに長いこといて慣れたせいでね。

それに武蔵と再会できて嬉しかった。多分地縛霊にして私の守護霊。相変わらず優しい人(?)だった。笑顔(のように見える何か)はピカイチ。精神的にチューナーも引っ張ってきたけど彼は武蔵をどう思ったのだろうか。確かめる術が無い。彼はもう東大和の地に眠ったから。

九重はようやく武蔵の存在を信じたし、舞は女装の腕を磨くために色々聞いてた。霊に衣装の話をしても盛り上がらないだろと思ったら意外と楽しそうだった。

最後に。私はこれを機に蒼先輩への想いを断ち切ろうと思っていたのだけれど、チューナーが全力で止めて来た。「あれだけ全力だったんだから捨てちゃダメだ。その想いは新しい盾になって君を守ってくれるよ」との事だったのでチューナーだけを眠らせてきた。確かに、蒼先輩への想いを断ち切ったら全部ぶっ壊れる。マジの狂人に成り果てる可能性もあるのでチューナーは最後まで私の人格の一人として私を守ろうとしてくれた。

ありがとう、チューナー。あと少しだけ一緒にいよう。世界の扉が閉じて本当の眠りが訪れるまで。