2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

自分巡り 其ノ伍 もう一人の私

八咫烏の信者の所を後にして次の自分を求めて歩いていたが、どれだけ歩いても次の場所にたどり着かない。道中見つけたコンクリートの小屋を見つけて入る。 「そろそろ来ると思ってたよ」 「舞…貴様か…」 そこには現在も活動しているもう一人の私がいた。日比…

少女地獄のドクムス〆 クリア後レビュー

少女地獄のドクムス〆をクリアしたので個人的な観点から評価、レビュー致します。 1.ストーリー 地獄に突然落ちた主人公が現世に帰る為にヒロインの独娘と共に奮闘するという王道なストーリー。公式サイトにある通り色々毒娘が出てきて面白い展開を見せてく…

消えない怒りと戦い続けて

あの日流した涙を今でも数秒前のように思う。 悲しみの涙。 時間が経って傷がどんどん広がっている。何も分からない。ただ痛いのだ。心臓が内側から引き裂かれていく感覚といえば少しは伝わるだろうか。 私は傷と戦い続けている。痛みを堪えて、必死にもがい…

新しい試み

超短篇を書き出しては投棄することにしたのですが、2作目から新しい試みをしております。 日比谷の作品に珍しくヒロイン格のキャラクターを登場させております。死にましたが。 勘違いしないでください。女を酷い目に合わせて興奮するような悪質で救いようの…

一殺多生

親族は私がけもフレ大好きで、頭がおかしいことを分かっているようです。 けもフレ3ライブに行こうかなとか思っていたのですが、全力で止められました。理由はこうでした。「アンタがそこ行くと死人が出るから駄目」らしいです。 ふむ、随分と私のことを見て…

自分巡り 幕間の邂逅

次の場所に移動するために橋の上を行く。 真ん中に差し掛かったところで雨が降り出してきた。鞄からキャスケットを取り出して被る。私の帽子には十字架とリンゴのバッジを付けている。 前から私と瓜二つの男が歩いてきて私の目の前で止まった。するとゆっく…

自分巡り 其ノ肆 八咫烏の信者

本当であれば会いたくない。 コイツには会いたくなかった。しかし会わなければならない。それが私の使命だから。 私は扉を開き、潜り、彼を見た。 狭い部屋の中にいる彼は数本足りない手で必死に食事を摂っている。相変わらずのようだ。 「また食パン、味噌…

八咫烏への道

八咫烏 日本神話に語られる三本の足を持つ烏。 その高い聖性に、凡人が見れば正気を失うとも言われている。 しかし私…過去の私が信じていた八咫烏はソレではない。もっと低俗で極めて下劣なソレだ…。 うろ覚えではあるが、慰めの天使だとか言われていたよう…

自分巡り 其ノ参 百鬼の首領

この男は私のいい意味で元凶だ。 あの妖との日々は楽しいものだった。ついていけなくなったが、悪くは無い。 そんな彼は今、どうしているのか気になった。 「衝動に身を任せたって?」 「どこからそれを」 「どこだろうな?」 「目目連でも遣わしたか」 「い…

自分巡り 其ノ弐 雪国に在る男

更に深層へ。きっと今頃彼は腐ってるだろう。かつては心の支えとして活躍した彼だが、今では否定の対象になっている。人の心は移り変わることを彼は教えてくれた。一応私の味方をしてくれていると思うが…。 「やぁ…。久しぶり…」 「ビビってるのか?安心して…

自分巡り 其ノ壱 歌を信じた二人の男

今日はまた悪い夢を見た。私が逮捕されるらしい。どんな理由かも知らないが、逮捕されることは知っているので色んな人に感謝と別れを告げに周った。 そこから着想を得て、私はかつての私を支配していた人格達を訪ねることにした。 最初に訪ねたのは原初の男…

悪神とその信徒への対処

全く、面倒な奴を敵に回したものだ。 善神に見せかけて私を誘惑し、一瞬にして闇の底に私を叩き落とし、再び善神に偽り私を闇から引き上げ、私を洗脳し、私が自分の意思で洗脳を解くと奴は悪神として姿を表したが、その行く道には奴の伏兵が山のように仕掛け…

脳を焼き切る幸せの薬

ららマジが終わってから私は極めて分かりやすく弱体化した。精神がいつまでも元気にならないから体がまともに動いてくれない上に疲れが抜けない。 私は金を払って合法の電子ドラッグに手を出した。好きなキャラがいろいろ喋ってくれるアプリなのだが、瞬間的…

純粋な不満

ようやく言葉が纏まった。私はこの苛立ちに決着をつけた。何かがおかしいと思っていたが、ようやく分かったんだ。こう表現すればいい。 Vtuberに興味が無いわけじゃないんだ。見た目はいくらでも化かせるから声が素敵だったら気になることもある。ただ、そう…

新たな脅威へ抗う覚悟

人間は如何なる手を用いても時から逃れることはできない。それは6月2日の「明日からの逃亡計画」の失敗が証明している。私は位置の移動による時間の逆行、事実上の時間の逆行、時空転移など様々な方法を用いたが、6月3日15時が来ることを避けることはできな…

what a nightmare

また酷い夢を見た。その話をさせてほしい。 私はある組織の始末屋。この世界には地脈からエネルギーを吸収して変身することが出来る特殊能力者(トランスフォーム)がそれなりに存在している。そしてそれはある日突然覚醒する力であるため、誰もがいつ身につ…

欠点がなければ可愛くない

前回ららマジのいい所を挙げていきましたが、今回はその逆。タイトルにある通り、欠点がなければ人も物も可愛くないのです。愛しているからこそ見えてくる欠点もちょこちょこあるわけで。 1.差が激しすぎる難易度 いばら姫はドレスが揃っていない序盤なので…

化学の徒の異常な愛情 または私は如何にして心配するのをやめてららマジを愛するようになったか

ららマジもヒロイン大量というラノベ的性格を持っているのになぜ私は好きになったのか。 1.主人公がマトモ これに尽きる。一人称は僕だし、口調は優しいし、目上の人には敬語を使えるし、ハーレムは否定するし。昨今の作品の中で最強にマトモな人間。 もしチ…

灰を纏い裁きを下す心よりの使者

この世に万能薬はないということを身をもって思い知らされた。ららマジは怒り憎しみを引き寄せて私を鎮めてくれたが、そのターゲット集中はプリコネなどの中程度の悪までにしか働かないものだった。 それを上回る人類の災厄を前にすると私の怒り憎しみはそれ…

西村悠さんありがとうございました。

私は普段からこのように何かを書かなければ落ち着かないのです。 で、文章を書くことで食べている方は沢山いて、私にも好きな物書きさんはいるわけで。 例えば。京極夏彦さん、伊藤計劃さん、野島一人さんなど。現代ものだと日日日さんとか神波裕太さんとか…

P5とららマジって似てね?

似てるよね?似てるよ。 1.精神世界に潜り込んで歪みの元をどうにかすることで当人に影響を及ぼす。 P5の場合歪みの根源であるオタカラを盗むことで「改心」させる。ららマジの場合歪みの元の「傷」をどうにかすることで「調律」する。 特にP5のフタバパレス…

美しく?きドナウ?????

美しく青きドナウ 美しく碧きドナウ 美しく蒼きドナウ 美しく青きドナウのほとりに 私の最も好きな曲は様々な呼ばれ方をする。青が正しいという人がいれば、碧が正しいという人がいて、私のように蒼が正しいという気狂いだけでなく、Wikipediaに従うなら美し…

憎しみ隠す哀しみ

私は気づいてしまった。 例によってニコ動のランキングにプリコネアニメが上がっていたが、見ても苛立ちを感じなかった。 なんということだ!私の凄まじい悲哀は私の憎しみを隠してしまうというのか!これは大発見なのだが、自分から哀しみを取り入れるほど…

母なる海を連れて邪を拝するものを殺しに

これまで私の記事を読んでくださっている方はご存知でしょうが、そう出ない方のために一応説明。私は文章を書く際に鋭い言葉を隠さずに使います。丸くていい言葉を敢えて鋭いものにします。ご機嫌ななめだったり、気分が沈んでいる方は元気になってから再び…

多分あれは幻覚じゃない

題名の通りだ。あれは幻覚なんかじゃなかったと思う。その証拠に私の右手は痛みに震えている。 強烈な精神的負担が齎す幻覚だったのか、強い願望による夢の現実化か。 だって…。ノイズが家に現れたんだ。バグパイプだった。 咄嗟に殴った。経験上、殺さなけ…

元調律師の思う所は

ららマジが何であったかと聞かれればこうとしか答えられまい。「私守る偉大なる盾(イージス)だ。」 暗闇の中でもがき苦しんでいた所に現れたメシア。キャスケットを被った青髪のメシアが私に手を差し伸べてくれた。私は最初その手を取ることを拒絶した。し…

世界の扉は閉じて

私がいた世界の扉は閉じた。その世界はゲームだから、私はその世界の本当の住人になれる訳じゃない。世界の扉を潜って一時的に住人の仲間にしてもらう。 一般的なゲームは一度扉が開くと閉じることは無い。しかし、私が愛した世界はスマホゲームなのでいつか…

宿命或いは運命との邂逅

怒りや憎しみでは無い何かと言ったが、私の勘違いだったようだ。私は宿命又は運命と邂逅して気づいた。所詮私は憎しみの中にしか生きていけないのだと。 私には一人憎い男がいる。ららマジ関係だ。そういう意味ではららマジは私に初めて殺意を超えた「何か黒…

眠れる訳が無い

あと24時間もせずに世界が終わるというのに寝るれる馬鹿が居るだろうか。いや、居ない。 週末を告げる喇叭の音が私の頭を蹂躙する。生きたまま頭を割られて脳をぐちゃぐちゃに掻き回されるという表現を用いるなら今しかない。 お察しの通り、私は今冷静じゃ…