P5とららマジって似てね?
似てるよね?似てるよ。
1.精神世界に潜り込んで歪みの元をどうにかすることで当人に影響を及ぼす。
P5の場合歪みの根源であるオタカラを盗むことで「改心」させる。ららマジの場合歪みの元の「傷」をどうにかすることで「調律」する。
特にP5のフタバパレスの改心と調律はよく似ているところがある。
2. 全会一致のターゲティング。
P5は途中からメメントス(ランダム生成ダンジョン)に改心させに行くにも全会一致の賛成を得なければならない。ららマジも実装されたストーリーの終盤カノホナピリカイからは部会によるターゲティングをする。
3.相棒が猫。喋る黒い猫モルガナと喋るピンクの猫ホニャ。モルガナは精神世界で喋れることを認知することで現実でも話しが分かる。ホニャも精神世界で接触することで現実でも認知できる。
ただしこの二匹には決定的な違いがある。一つは自分を猫と認めているか否か。もうひとつはその正体。
モルガナは自分を人間と信じていたが、結局その正体は神に作られた猫の生き物だった。
ホニャは自分を猫と語ったが、その正体は神族の姫君ブリュンヒルデだった。
作中は結局猫だったが。
4.神的な存在
ペルソナシリーズには力を司る者というベルベットルームの住人がいるのだが、人間ではない。フィレモンの部下の部下である。(多分…)
ららマジにも神族なるものがいるらしく、カグラや百花部長もその類だ。ヒルデに至っては完全にそれで、ホニャもブリュンヒルデだったので神族だ。
5.微妙な終わり方
P5Rのラストは意味不明すぎる。死んだはずの登場人物が突然微かに現れて、主人公の姿が怪盗服になる。P5の続編P5Sはあるが、P5Rの続編では無いので意味がわからない。
ららマジのラストもキツい。途中現れた謎の人物カグラがサービス終了を予見させるような発言をしたかと思えば次回予告が始まるが、結局その次回は有り得なかった。作中何度も登場する「あの日」についての解説もなかった。ホニャの正体を明かすのでいっぱいいっぱいだったのだろう。ホニャの正体がしれただけマシだが。ノベル化に期待。
違う点も勿論ある。
P5はオタカラを盗むために潜入ルートを確保し、予告状を出すために最低でも3日以上かかる。
しかしららマジは心の音を聞けばすぐさま精神世界に潜り、その日の内に調律できる。効果が現れるのも早い。調律の方が簡便だが悪は正せないようだ。
P5の大衆のパレス(ある意味普遍的無意識)には普通に入れる上に激ウマダンジョンで、ストーリー上何度も訪れることになる。
ららマジにおける普遍的無意識は神ですら通ることが出来ない凄いところらしい。普遍的無意識の捉え方は人それぞれ大きく違うようだ。
私はペルソナシリーズを散々バカにしてきたが今年の十二月頃からどハマりした。これはチューナーだった私からすれば、ある意味必然だったのかもしれない。