キャラロスト?やめてくれ。

キャラロスト。

覆水盆に返らず。

つまりはそういうことである。

ゲームに稀に見るそれは、キャラクターに感情移入する者からすれば地獄のものである。

 

任天堂のFEですらこれを採用している。確かに、死んだ奴が戻ってくるなんてのは現実では異常だが、現実で許されないことが許されるのがゲームだろう。

私はゲームの目的のひとつにキャラクターがある。

かっこいいキャラクターに惹かれてゲームを始めるなんてこともあった(そうやって始めたゲームは大抵すぐ飽きるか、クソゲーだったが)。

キャラクターに惹かれてゲームを始めた。あぁ、艦これ…。まぁそういう事だよ。

 

艦これは好きなんだ。キャラから入ったけど、とんでもないクソゲーだし、轟沈するわで私は二度やるかと誓ったのです。

 

ふむ。

キャラクター育成要素があって、キャラロストがあると極めてきつい。

最初は興味なかったけど強いから使ってたキャラクターが、いつの間にか一番のお気に入りになっていたなんてことはないだろうか。

そう、人間は現実仮想問わず、親密で長い時間いる者に好意を抱くのだ。(キャラクターならそれでいいが、現実だったらやめとけ。後悔する)

それゆえ、強いから使って強くなり、お気に入りになって、戦闘に出してロストなんてことにもなり得る。

ましてや人型がロストするのは極めてキツイ。

生物には仲間意識って言うのがあって、似ている姿形の生物に感情移入する。人間はそれが顕著で、人型の生物(それが人間でなくとも)が酷い目に会うと可哀想と思えるのだ。

私はこれに耐えられない。

仲間が死ぬのは仮想とは言え辛いものがある。

 

また艦これの話に戻ってしまうが。

序盤は駆逐艦、つまり幼少のキャラクターを使うことが多くなる。これによって引き起こされるのが。

凄まじい罪悪感

である。

誤って轟沈させた時には「ああ、私はこんな幼子を戦場に出させた挙句、死なせてしまった。私にはもうこのゲームをやる資格はない」となった。

耐えられるか?!小学生程度の少女に戦わせて死なせてしまったんだぞ?!これが未だにトラウマだ。男ならまだしも…。

 

ということがキャラロストによって起こり得るのだ。仲間を死なせた罪悪感で二度とそのゲームを出来なくなる。

きっと私は兵士になれないな。