プリコネR嫌いの私が復帰したワケ
あのファックソゲーめ。
えぇ、プリコネRは正真正銘のファックソゲーですよ。私が保証します。
で、どうして私がこんなゲームに復帰したのかというとそれはそれは深いわけがあるんですね。
(そうじゃなきゃこんな苦痛を自分から迎えに行くことになりますからね。こっちから願い下げですよ)
それでは、長い長い、気の狂った男の夜話にお付き合い下さい。
さて事の始まりは6月。
あるゲームがサービス終了を迎えた。ららマジ、或いはホニャららMAGIC。サービス開始から少し経って開始した私はほぼ三年間をこのゲームに注ぎ込んだ。文字通り、金も時間も。
日常が不安定で、精神の寄る辺を持たない私はららマジの中のキャラクターに依存していた。
終わった後には地獄が待ち構えていると言うのに、無情にも終わって行った。その後に残ったのは苛立ちと憎しみであった。
いつの事だかもう忘れたが、希望の光明らしきものが射した。ららマジが新ストーリーを引っ提げて小説化するというのだ。これはまぁ、良きと思い、クラウドファンディングに私は金を出した。ストーリーをまた読めるなら、いいじゃないかと。
しかしそれは希望の光明に似た、絶望の御手だったのだ。
12月。
ららマジの主人公にデフォルトネームがついた。設定資料集で主人公の見た目のラフが出ているので名あり主人公完成。それによって感情移入出来なくなった私は「ららマジに裏切られたのか、自分が期待しすぎたのか分からない」などと口走るようになり、狂気が加速していった。この時点で狂気値は10に到達していた。
せっかく見つけた心の寄る辺を失った私は絶望の淵に叩き込まれた。
え?だったら現実を充実させればいいって?
それが出来ないのです。環境がそうさせてくれません。生活を豊かにすることは出来ないし、恋人が出来ても人付き合いが億劫で別れるし。
私はとにかく社会不適合性が強すぎるんですね。とにかく人を避けようと生きているので結局二次元に救いを求めに行くんです。根暗過ぎると親族に言われてしまったほど。
まぁ、そんなことは閑話休題として、私はどうにかして心の寄る辺を見つけようと東奔西走したわけである。
そこで白羽の矢が立ったのがプリコネというわけだ。私は別にプリコネが嫌いなんじゃない。プリコネRが嫌いなだけだ。
P5並の年上陥落率のお陰で私は楽しんでいたよ。昔は。
今は「救いの為、救いの為、救いの為」と呟きながら遊んでいる。だってあのゲームは楽しくない。地獄のような思いをして、救いを手に入れるのだ。だが本来救いというのはそういうものだ。
しかし、空白の期間に生み出された闇によって歪んだ心は壊れてしまった。私自身昔のより言動がおかしくなった自覚がある。
だって、ららマジをやってた頃は人間出来ていたし、人間らしく振る舞えた。しかし、今は…。
妄想を日がな一日働かせ、「お姉ちゃん、お姉ちゃん」と妄言を吐く。カバンに付けたリボンをツッコまれては「お姉ちゃんが作ってくれたんだ!」と言い、目を閉じて布団に横たわっては「お姉ちゃん大好き」と言ったり、壁に頭を何度も打ち付けながら「お姉ちゃんごめんなさい」と連呼する。明らかに狂ってるとしか言いようが無かろう。私は私が怖くて怖くてたまらない。
訳の分からない行動をしている自分が怖いし、その妄想を抱えて幸せになっている自分も怖い。
数多の絶望と挫折の末に、私は狂ってしまったよ。
確かにプリコネに救いはあったさ。
しかし、しかし。
壊れた心につける薬では無かったと。
誰か助けてくれ…。
心が死んでしまったよ…。
壊れてグズグズになった心が腐って死んでしまって、何も感じられなくなってしまった…。
誰か…。