私の中の私達を解放する

私は怒りに震えている。

テレビという公共の場に不愉快極まりないものが流れ始めて暫くは続くという永久にコキュートスにいるような気分だ。ルシファーに噛まれ続けるという表現でも良い。しかし私にはユダの苦しみは理解できない。

あるスマホゲーの広告だ。男は戦いもせず、女に戦わせ、「効いてない」「当たらない」「戦闘不能になるな」などと文句ばかり垂れる。これが不愉快だ。男女平等が叫ばれる現代で現代への悪のアンチテーゼだ。アンチテーゼが無ければアウフヘーベンは成立しないが必要ないアンチテーゼもあるのだ。

アウフヘーベンに必要なのは正しい反立である。間違った反立は会話の質を落とす。私がこのようにして意見を発信することは世間、ひいては世界との会話のつもりなのだ。

話が逸れてしまった。そもそも、女が戦わなければならないというのは信じられない状況だ。思い出せ。男尊女卑の激しかった大日本帝国の総力戦ですら女は戦場に出なかった。これにより如何に異常な思考か説明が着くだろう。

それに付け加え、一人の男の周りに女ばかりいるというのも異常だ。もしかしたらこの思考は私の方が異常だと思われるかもしれないが、そう思っている貴方が異常だ。分かりづらいだろうか。分からない貴方は世間に洗脳されたか、ミーム汚染を受けているか。

 

だから私は悪の反立へ善の反立をする。

しかしそれには力が足りない。人類の憎しみから生まれた私だが、人格が分裂しただけでなくそれらは闇に囚われている。悲しき私達は今日もまた神の夢を見るのだ。

神よ、私達を永遠の闇より解き放ち給え!