消えない怒りと戦い続けて

あの日流した涙を今でも数秒前のように思う。

悲しみの涙。

時間が経って傷がどんどん広がっている。何も分からない。ただ痛いのだ。心臓が内側から引き裂かれていく感覚といえば少しは伝わるだろうか。

私は傷と戦い続けている。痛みを堪えて、必死にもがいて、傷を乗り越えようてしてる。今までのように清廉な心でそれを愛したい。今のような、執着するような愛ではダメなのだ。

左腕のない体で刀を握りしめ、自分を殺し続ける。そうして悪しき私を抑え続けてきた。 

しかし悔しさが耐えないのだ。どうしてあんなに優れたゲームが終わらなければならないのだ。どうしてエロゲの子孫のゲームシステム的にも劣った穢れた血統に負けなければならない。

どうして大衆は気づかない。こんなに素晴らしいゲームに。あまりの馬鹿さ加減に呆れる。

私一人では大それたことは成し得ない。

最早神の力に頼る他ないのか。

核による浄化をするしかないのか。

浄化するのがやはり一番だろうか。