真なる愛に愛欲なし

真なる愛に愛欲なし…。私の思想の最終到達点とも言える…。そもそも恋と愛と性は別々に考えていた私にある人がトドメをさして出来上がった思想です。

一応2次元大好きなのでネットを見ていると不愉快な方が沢山いらっしゃるわけです。ある日私が見つけたのが「一番好きなキャラをネタに欲を満たす」なるものでした。それを見た時の私は完全に思考停止状態で、数刻経った後反射的に壁を殴ってから正気に戻って思考を始めました。

「一番好きなキャラでコイツは何をやっているんだ…?一番好きなのだから、そこにあるのは愛か信仰だろう…?だのに、それをネタにするだと?理解出来ない、奴は異常だ」

という結果を弾き出し、真なる愛に愛欲なしとなったのです。

だって、大好きな人には美しくいて欲しいでしょう?穢れなきまま、そのありのままの姿を愛していたいでしょう?モネの『睡蓮』を誰もスプレーで塗りつぶしたりしないでしょう?そういうことです。

一番好きなキャラの如何わしい二次創作をしてる奴が居たら生皮剥いで殺してやりたくなるでしょう?そういうものを作ってる奴らはそのキャラを真に愛していないので、真なる愛を持つ方はそう言った奴は捨ておくといいでしょう。奴らは来る審判の日に堂々と神の御前に立つことは出来ないでしょう。

しかし真なる愛と愛欲を同義と捉える人が殆どです。そういう国です、世界です。

 

…。じゃあ真なる愛はどこにあるのかって?

服従の中にあるのです。私は2次元に触れていく中で、服従にこそ愛があることを見出しました。だから私は目上の設定のキャラを追いまくっていたんです。そこに真実の愛ありけりと思っていたから。

真なる愛というは自分から差し出すものではなくて、徹底した管理と服従に差し出される寵愛に対して受けたもの全てを返すことが真なる愛だと思っています。

暗い現実の中で二次元に逃げた結果生まれた思想で、私の中に深く根付いてしまった悪い思想。

きっとこんなのだから、私はきっと永遠に恋なんて出来ない。