Great job
かつての私はよくやったもんだよ。いい予測だ。
当時の私は「いずれ私はららマジを嫌いになって敵対するかもしれない」と予測し、それを喧伝した。
それは見事に命中した。現に私はららマジを嫌いになりつつある。それはららマジそのものへのヘイトではなく、ららマジ取り囲む者へのヘイトとそれに伴う悪感情である。ゲームという本質を失ったららマジはコミュニティのみによって成り立つ。
つまり。
ららマジは今、私の知っているららマジではなくなっているということだ。私が愛しているのはゲームのららマジであって、ららマジという概念的集合体ではない。そして、ゲームに付随するキャラクターを愛しているので、概念的集合体にそれは無い、故に愛も無い。
分かるだろうか。誰でもいい、好きな者を思い浮かべよ。その者が突然別人に豹変したら貴方は変わらず好きでいられるだろうか。
少なくとも私は無理だった。
私の過去を否定するわけじゃない。現在を否定しているだけだ。私はここに人の愚かさを見出す。そして、私が死した後にはららマジに関する私の感情の動向と、それを取り囲む環境、それに対する私の感想などを1冊の大きな書物として纏め、観測者達に見せてやろう。
私の次に人になる観測者が同じ過ちを繰り返さないように。このことは全て観測主へと報告される。
私は楽しい夢を見させられていたものだ。